斜視
物を見るとき、左右の目の視線は本来ひとつの対象にそろっています。ところが、片方の目が目標とは違う方向を向いてしまう状態が「斜視」です。
「疲れてくると片方の目が外側に流れる気がする」「物が二重に見えることがある」「写真を見ると視線がそろっていない」「子どもの視線のずれを健診で指摘された」――気づき方は様々です。
斜視の検査と治療は眼科が中心になりますが、視線を合わせようとする毎日の頑張りからくる目の疲れや、頭をかしげる癖による首・姿勢の緊張については、当院の神経整体で改善が見られてきたケースがあります。このページでは、斜視の基礎知識と、先に医療機関を受診すべき症状の目安、当院でできるサポートについて解説します。
こんな症状は先に医療機関へ
斜視そのものは眼科での検査が必要ですが、なかでも次のような場合は、脳の病気などが隠れている可能性があるため、様子を見ずに医療機関を受診してください。
- ある日突然、物が二重に見えるようになった(複視)
- 複視に加えて、手足の麻痺やしびれ、言葉のもつれ、飲み込みにくさ、めまい、強い頭痛がある
- 目を動かしにくい、まぶたが下がってきた、目が飛び出して見える
- 頭を打ったあとから視線がずれるようになった、物が二重に見える
- お子さんの視線のずれに気づいた(弱視を防ぐため、早期の眼科受診が大切です)
MSDマニュアル家庭版でも、複視に神経系の機能障害を疑う症状(筋力低下や麻痺、しびれ、発話の問題、歩行困難、頭痛など)を伴う場合は、救急医療機関を受診すべきとされています(MSDマニュアル家庭版|複視)。
また、国立成育医療研究センターは、乳幼児期に斜視が起こると視力の発達が妨げられて弱視になるため、早期の診断と治療が必要であるとしています(国立成育医療研究センター|斜視)。
当院では目の検査や診断はできません。まずは眼科で原因を確認してください。
斜視の主な原因
斜視は、視線をそろえる仕組みのどこかに偏りが生じることで起こります。代表的なものを紹介します。
目の筋肉と神経のバランス
目を動かす筋肉(外眼筋)は、脳からの神経の指令で左右が連動して働き、両目の視線をひとつの対象に合わせています。この筋肉や神経のバランスが崩れると、視線がそろわなくなります。
日本弱視斜視学会によれば、斜視は右眼と左眼の視線が違う場所に向かっている状態で、ずれる方向によって内斜視(内側)、外斜視(外側)、上下斜視などに分けられます(日本弱視斜視学会|斜視)。
また、普段は視線がそろっているのに、片目ずつ調べるとずれが見つかる「斜位」という状態もあります。斜位の方は、視線を合わせ続けるための努力が人一倍必要で、目の疲れ(眼精疲労)につながりやすいとされています。
遠視などの屈折異常との関係
遠視が強いと、ピントを合わせようとする働き(調節)に連動して目が内側に寄る力が強まり、内斜視が起こることがあります(調節性内斜視)。このタイプでは、遠視を矯正する眼鏡をかけることで視線のずれが改善する場合があり、まずは眼科での屈折検査が重要になります。
見え方と視線のずれは、切り離せない関係にあります。
生まれつき・子どもの斜視
子どもの斜視の多くは、目の筋肉のバランスや両眼で見る機能(両眼視機能)の発達と関係しています。視覚が発達する乳幼児期に斜視があると、ずれている側の目が使われにくくなり、視力が十分に育たない「弱視」につながることがあります。また、物が二重に見えるのを避けるために頭をかしげたり、顔を傾けたりする癖(頭位異常)が見られることもあります。
お子さんの場合は、美容面よりも「視力と両眼視機能を育てる時期を逃さないこと」が何より大切です。気になる様子があれば、早めに小児眼科・眼科を受診してください。
大人になってから起こる斜視
大人になってから新たに斜視が現れた場合は、目の筋肉を動かす神経の麻痺のほか、糖尿病や高血圧、脳の病気、頭のけがなどが関係していることがあります。日本弱視斜視学会も、成人では糖尿病・高血圧・脳の異常や頭のけがなどによって急に斜視が起こることがあり、その場合は物が二重に見える複視が現れるとしています(日本弱視斜視学会|斜視)。
「最近になって二重に見えるようになった」という場合は、整体の前に必ず医療機関で原因を調べてください。

斜視の治療は眼科が中心です
斜視の治療では、まず眼科で視力や屈折、目の動き、視線のずれの程度を詳しく調べ、原因に応じた治療を行います。国立成育医療研究センターでも、斜視の診療は斜視専門医や視能訓練士がチームを組み、弱視訓練や眼鏡・プリズムによる矯正、手術などを組み合わせて行われています(国立成育医療研究センター|斜視)。
当院で斜視そのものの治療は行いませんし、整体が眼科の治療に置き換わることもありません。その前提のうえで、斜視や斜位に伴って毎日積み重なる身体の負担――視線を合わせる努力で緊張する首や肩、頭をかしげる癖で崩れる姿勢、目の疲れ――に対して、神経整体の側からサポートしていくのが当院の位置づけです。
おおえ神経整体院の検査と施術
当院では、初回に50〜60分ほどかけて問診と検査を丁寧に行います。いつ頃から視線のずれや見えづらさに気づいたのか、眼科での診断や治療の状況、目の疲れの出方などをお聞きし、首の動きや筋肉の緊張、頭の傾き・姿勢のバランスを確認します。
斜視のある方は、物を見るために無意識に頭を傾けたり、片目に負担をかけたりしていることが多く、その頑張りが首・肩のこりや頭痛として現れているケースが少なくありません。
施術は、ボキボキと音を鳴らすような強い刺激ではなく、身体に負担の少ない優しい方法で行う神経整体です。目を動かす働きや姿勢の維持に関わる神経の働きを整えながら、首や頭部、肩まわりの緊張をゆるめ、頭の傾きや姿勢のバランスを整えていくことを目指します。
斜視に伴う目の疲れや首・肩のつらさについては、当院の神経整体で改善が見られてきたケースがあります。
当院代表は、これまで約45,000件のお身体を診てきた経験をもとに、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。なお、眼科での治療中の方は、そちらの治療を続けながら並行して通っていただく形になります。治療方針の判断は眼科の先生にお任せください。
その視線のずれ、一度しっかり検査してみませんか?
初回は50〜60分かけて問診と検査を行い、原因と今の状態を丁寧に確認します。現在、初回整体3,300円(税込・現金のみ)のキャンペーンを実施中です。ご相談・ご予約はお問い合わせページからどうぞ。
セルフケアと日常生活の工夫
眼科での治療を土台にしながら、日常生活では次のような工夫が負担の軽減につながります。
目を休ませる習慣を
視線を合わせる努力は、近くを見る作業ほど強くなります。読書やスマホ、パソコンの作業が続いたら、こまめに遠くを見て目を休ませましょう。「二重に見えてきた」「目が重い」と感じたら、それは目からの休憩のサインです。
無理に両目で見続けず、一度目を閉じて休むことも大切です。なお、目の訓練については自己流で行うのではなく、眼科や視能訓練士の指導に従ってください。

頭の傾きと姿勢のチェック
斜視や斜位のある方は、見えやすい角度に無意識に頭をかしげていることがあります。鏡の前で、顔が正面を向いているか、左右の肩の高さがそろっているかを時々確認してみてください。
首や肩のストレッチは、痛みのない範囲でゆっくりと。長時間同じ姿勢で画面を見続けることも、首・肩の緊張を強めるため、姿勢を変えながら作業することを心がけましょう。
眼科受診を継続すること
斜視の経過は、眼科で定期的に確認していくことが基本です。眼鏡やプリズムの度数が合っているか、視力や両眼視機能の変化がないかは、当院では分かりません。
「整体に通っているから眼科はいいかな」と自己判断で受診をやめず、眼科と当院を役割分担して使っていただければと思います。

料金と初回の流れ
当院の料金は、整体7,700円/回です。初回は初診料3,300円が別途かかります。初回は問診と検査を丁寧に行うため50〜60分ほど、2回目以降は約30分です。詳しいメニューは施術メニュー・料金をご覧ください。
現在、初めての方を対象に、初回整体3,300円(税込・現金のみ)でお試しいただけるキャンペーンを実施しています。「眼科に通いながら、目の疲れや首・肩のつらさも何とかしたい」という方も、まずはお試しでご相談いただけます。
当院は福岡市中央区薬院2-14-21 フィット薬院305、七隈線「薬院大通駅」から徒歩4分の場所にあります。営業時間は9:00〜21:00(不定休)、完全予約制です。
なお、目の疲れが強い方は、頭痛のページもあわせてご覧ください。
よくあるご質問
Q. 整体で斜視は治りますか?
当院の施術は、視線のずれ(斜視)そのものを治すものではありません。斜視の治療は、眼鏡やプリズムによる矯正、視能訓練、手術などを行う眼科が中心です。当院では、視線を合わせる努力でたまる目の疲れや、頭をかしげる癖による首・肩の緊張、姿勢の崩れに対して、神経の働きを整える神経整体でアプローチし、つらさの軽減を目指します。斜視に伴うこれらの負担については、改善が見られてきたケースがあります。まずは眼科で原因を確認したうえで、併用をご検討ください。
Q. 子どもの斜視も診てもらえますか?
お子さんの場合は、まず眼科(小児眼科)の受診を最優先してください。視力が発達する時期には限りがあり、弱視の予防・治療は早さが大切です。当院の施術は眼科の治療の代わりにはなりません。眼科に通いながら、姿勢や首まわりの緊張といった身体面のサポートをご希望の場合にご相談ください。
Q. 眼科で手術を勧められました。整体で手術を避けられますか?
手術が必要かどうかの判断は、斜視の種類や程度を踏まえた眼科の専門的な判断です。当院の施術が手術の代わりになることはありませんし、手術を避ける目的で受診を先延ばしにすることはおすすめしません。眼科の先生とよく相談して治療方針を決めてください。当院は、その治療と並行した身体面のケアとしてご利用いただけます。
Q. 施術は痛くありませんか?
当院の施術は、ボキボキと音を鳴らすような強い刺激ではなく、身体に負担の少ない優しい方法で行う神経整体です。神経の働きを整えながら施術しますので、首や頭部まわりも強い力で押したりひねったりすることはしません。ご安心ください。状態によって刺激の程度は調整します。
Q. 眼科の治療と併用できますか?
はい、併用いただけます。実際に、眼科に通いながら当院で首や姿勢、目の疲れのケアを受けている方もいらっしゃいます。眼鏡や訓練、経過観察などの治療方針は眼科の指示に従い、当院では身体の緊張を整える役割を担います。初回にお越しの際は、眼科での診断内容や治療の状況をお聞かせください。
Q. 料金はいくらですか?初回はどれくらい時間がかかりますか?
整体は7,700円/回、初回は初診料3,300円が別途かかります。初回は問診・検査を含めて50〜60分、2回目以降は約30分が目安です。現在は初回整体3,300円(税込・現金のみ)でお試しいただけるキャンペーンも実施しています。
まとめ
斜視は、見た目の問題だけでなく、両眼で見る機能や視力の発達、そして毎日の目の疲れや姿勢にも関わる状態です。治療の中心は眼科にあり、特に突然の複視は脳の病気のサインであることもあるため、医療機関での確認が何より優先されます。
そのうえで、視線を合わせる頑張りからくる目の疲れや首・肩の緊張は、神経整体で整えていくことができます。「眼科に通っているけれど、疲れやこりもつらい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
現在、初回整体3,300円(税込・現金のみ)でお試しいただけるキャンペーンを実施しています。ご予約・お問い合わせはお問い合わせページから受け付けています。