アキレス腱炎
「朝起きて最初の一歩で、かかとの上がズキッと痛む」「走り始めは痛いのに、しばらくすると楽になる」「アキレス腱が腫れていて、押すと痛い」——そんな症状が続いていませんか。アキレス腱炎は、ランナーに多いことで知られますが、立ち仕事の方にも起こる、かかとの後ろ側の痛みです。我慢して使い続けると長引きやすく、傷んだ腱は断裂のリスクも高まります。このページでは、症状と原因、先に医療機関を受診すべきケース、整体でできること、セルフケアと運動復帰の進め方を解説します。
こんな症状は先に医療機関へ
アキレス腱の痛みの多くは使いすぎによるものですが、中には急を要するケースがあります。次のような症状がある場合は、整体を受ける前に整形外科を受診してください。
- 「ブチッ」という音や感覚とともに、後ろから蹴られたような痛みがあり、つま先立ちができない・うまく歩けない
- かかとの後ろが大きく腫れている、熱を持っている、赤くなっている
- 内出血(あざ)が広がっている
- 安静にしていても痛みが強くなっていく、夜も痛む
- 痛みが数週間たっても改善しない、治まっても繰り返す
特に1つ目はアキレス腱断裂の可能性があります。日本整形外科スポーツ医学会|スポーツ損傷シリーズ「アキレス腱断裂」でも、断裂の受傷時には「蹴られた、後方からボールをぶつけられたなどと感じることが多い」とされています。断裂が疑われる場合、整体では対応できません。速やかに整形外科で診断を受けてください。
アキレス腱炎とは・主な症状
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)とかかとの骨をつなぐ、人体で最も太く強い腱です。歩く、走る、つま先で地面を蹴るたびに大きな力がかかります。
アキレス腱炎は、この腱に繰り返し負担がかかることで、炎症や小さな損傷が起きた状態を指します。痛む場所は大きく分けて、かかとの骨に付く部分(付着部)と、その2〜6cmほど上の腱の途中です。長引いたケースでは、炎症そのものよりも、腱の組織が傷んだまま修復が追いつかない「変性」が中心になっていることもあります。

主な症状は次のとおりです。
- かかとの上(後ろ側)の痛み
- 朝起きて動き始めや、座ったあとの最初の一歩が痛い
- 運動の始めに痛みが強く、温まってくると和らぐが、終わるとまた痛む
- 腱が腫れている、太くなっている、しこりのように感じる
- 腱を押すと痛い(圧痛)、つま先立ちや階段の上り下りで痛む
MSDマニュアル家庭版|アキレス腱障害でも、最初の症状はふくらはぎの下部とかかとの後ろの痛みで、運動を始めたときに痛みが増し、続けているうちに軽くなることが多いと説明されています。
断裂との違いは、痛みの出方です。腱炎は日々の負担の積み重ねで徐々に痛みが出てきますが、断裂は「ブチッ」という感覚とともに突然起こり、つま先立ちができなくなります。迷う場合は自己判断せず、医療機関で確認してください。
主な原因
背景には、腱にかかる負担と回復のバランスの崩れがあります。代表的な要因は次のとおりです。
急な運動量の増加
ランニングの距離や頻度を急に増やした、坂道やダッシュを取り入れた、久しぶりのスポーツで張り切った——こうした変化は腱への負担を一気に高めます。「頑張り始めた時期」に痛み出すケースは少なくありません。

ふくらはぎの柔軟性低下・筋力不足
ふくらはぎの筋肉が硬いと、足首を動かすたびにアキレス腱が強く引っ張られます。デスクワークで座りっぱなしの生活や、運動不足による筋力低下も、腱への負担を増やす一因です。
靴の問題
すり減った靴や足に合わない靴、かかとの後ろが硬く当たる靴は、腱や付着部への刺激になります。日本足の外科学会|アキレス腱付着部症でも、発症のきっかけとして、足の形の異常、仕事やスポーツによる使いすぎ、筋肉の柔軟性低下、不適切な靴が挙げられています。
加齢による腱の変性
アキレス腱はもともと血流の少ない部位があり、年齢とともに組織の弾力が低下して、ダメージの修復が追いつきにくくなります。若い頃と同じ運動量でも痛みが出やすくなるのは、このためです。傷んだ状態が続くと腱が弱くなり、断裂の引き金にもなります。
おおえ神経整体院の検査と施術
はじめに正直にお伝えすると、整体ではアキレス腱炎の「診断」はできません。診断や画像検査(レントゲン・MRI・超音波など)は医療機関でのみ可能です。断裂が疑われる場合や炎症が強い時期は、先に整形外科の受診をお願いしています。
そのうえで、当院では次のような流れで、腱にかかる負担を減らすためのお手伝いをします。
- 問診:いつから、どんな動作で痛むのか、運動量の変化、履いている靴、既往歴などを丁寧にお聞きします。
- 機能検査:ふくらはぎの柔軟性や筋力、足首の動き、歩き方を確認します。アキレス腱への負担は、膝や股関節の使い方、骨盤・姿勢のバランスとも関係するため、全身の状態もあわせて診ていきます。
- 施術:神経の働きを整えながら、ふくらはぎを中心に下腿・足部まわりの緊張を和らげ、足首の動きを整えていく神経整体を行います。ボキボキと音を鳴らすような施術は行わず、痛みのある腱そのものを強く揉むことも避け、身体に負担の少ない方法で行います。
当院代表は、これまで約45,000件のお身体を診てきた経験をもとに、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。「走るのをやめたくないけれど、痛みが続いている」という方も、まずはご相談ください。
そのアキレス腱の痛み、一度しっかり検査してみませんか?
初回は50〜60分かけて問診と検査を行い、痛みの原因と今の状態を丁寧に確認します。現在、初回整体3,300円(税込・現金のみ)のキャンペーンを実施中です。ご相談・ご予約はお問い合わせページからどうぞ。
セルフケアと段階的な復帰
アキレス腱のケアで大切なのは、「負担を減らす」ことと「段階を踏んで戻す」ことです。
負担の調整と冷却
痛みが強い時期は、ランニングやジャンプなど痛みの出る動作を控えてください。ただし、完全に動かなくなる必要はなく、痛みの出ない範囲の活動(ウォーキングや、状態に応じた自転車・水中運動など)は続けて構いません。運動後に痛みや熱感が増すときは、タオル越しに15分ほど冷やすと落ち着きやすくなります。
ふくらはぎのストレッチ
壁に手をつき、痛い側の脚を後ろに引いて、かかとを床につけたまま20〜30秒ほど伸ばします。膝を伸ばした形では腓腹筋、膝を軽く曲げた形ではヒラメ筋が伸びます。反動をつけず、痛みを我慢して強く伸ばさないことがポイントです。

遠心性収縮トレーニング(一般的な方法として)
段差の端に立ち、両足でつま先立ちになってから、痛い側の片足でゆっくりかかとを下ろしていく——この「伸びながら力を入れる」遠心性収縮トレーニングは、アキレス腱のリハビリで広く紹介されている方法です。ただし、痛む場所が腱の途中か付着部かによって向き不向きがあり、付着部が痛むタイプでは、かかとを深く下ろす動作そのものが負担になることもあります。自己判断で無理に行わず、状態を確認しながら取り入れてください。当院でも施術時に進め方をご案内します。
靴とヒールリフトの工夫
靴の中にヒールリフト(かかとの高さを少し上げるインソール)を入れると、アキレス腱の引っ張りが減り、痛みが和らぐことがあります。MSDマニュアル家庭版|アキレス腱障害でも、ヒールリフトで腱の緊張を減らすこと、ランニングへは徐々に戻ること、運動前にストレッチし運動後に冷やすことが紹介されています。かかとの後ろが硬く当たる靴は避け、クッション性のある靴を選びましょう。
運動再開の段階づけ
再開は、歩行で痛みが出ない→平地での軽いジョグ(短時間)→距離と頻度を少しずつ増やす→坂道やスピード練習は最後、という順序が目安です。増やす量は週単位で少しずつに留め、翌朝の痛みやこわばりが増えていたら一段階戻してください。「痛みが消えたから」と一気に元の練習量へ戻すことが、再発の最も多いパターンです。
料金と初回の流れ
当院の料金は、整体7,700円/回です。初回は初診料3,300円が別途かかります。初回は問診と検査を丁寧に行うため50〜60分ほど、2回目以降は約30分です。詳しいメニューは施術メニュー・料金をご覧ください。
現在、初めての方を対象に、初回整体3,300円(税込・現金のみ)でお試しいただけるキャンペーンを実施しています。「いきなり通常料金は不安」という方も、まずはお試しで施術の雰囲気をご確認いただけます。当院は完全予約制ですので、ご希望の日時でご予約ください。
よくあるご質問
Q. アキレス腱炎は自然に治りますか?
負担を減らすことで落ち着くケースもありますが、我慢して使い続けると長引きやすく、腱の変性が進むこともあります。数週間たっても改善しない、繰り返すという場合は、一度整形外科で状態を確認することをおすすめします。
Q. 運動は完全にやめた方がいいですか?
痛みの出る動作は控える必要がありますが、痛みの出ない範囲の活動まで止める必要はありません。むしろ、段階を踏んで少しずつ負荷を戻していくことが、腱の回復には大切だと考えられています。
Q. 整体でアキレス腱炎は治りますか?
整体ではアキレス腱炎の診断や、断裂の治療、薬の処方はできません。当院でできるのは、ふくらはぎの緊張や足首の動き、全身のバランスを整え、アキレス腱にかかる負担を減らすお手伝いです。医療機関での治療と併用しながら進める方もいらっしゃいます。
Q. 回復にはどれくらいかかりますか?
状態や経過によって大きく異なります。腱の組織は筋肉に比べて血流が少なく、回復に時間がかかる傾向があるため、数か月単位で経過を見ることも珍しくありません。期間や回数を断定することはできませんが、状態を確認しながら目安をお伝えします。
Q. 痛みがあるとき、ストレッチをしてもいいですか?
軽いストレッチは有効ですが、痛みを我慢して強く伸ばすのは逆効果です。特に発症したばかりで腫れや熱感がある時期は、無理なストレッチやトレーニングは控えてください。痛みの場所(腱の途中か付着部か)によっても適した方法が変わります。
Q. 料金はいくらですか?初回はどれくらい時間がかかりますか?
整体は7,700円/回、初回は初診料3,300円が別途かかります。初回は問診・検査を含めて50〜60分、2回目以降は約30分が目安です。現在は初回整体3,300円(税込・現金のみ)でお試しいただけるキャンペーンも実施しています。
まとめ
アキレス腱炎は、腱への負担と回復のバランスが崩れたときに起こる、かかとの後ろの痛みです。我慢して使い続けると長引き、断裂のリスクも高まります。負担の調整、ふくらはぎのケア、段階的な運動復帰の3つを焦らず続けることが回復への近道です。「ブチッ」という感覚や急な激痛がある場合は断裂の可能性がありますので、整体の前に整形外科を受診してください。
おおえ神経整体院は、福岡市中央区薬院、七隈線「薬院大通駅」から徒歩4分の場所にあります。営業時間は9:00〜21:00(不定休)、完全予約制です。ランニングや日常の歩行でかかとの上が痛む方は、一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
現在、初回整体3,300円(税込・現金のみ)でお試しいただけるキャンペーンを実施しています。ご予約・お問い合わせはお問い合わせページから受け付けています。